【日本代表アーカイブ】デンマーク戦2010W杯

日本の2つのフリーキックが試合を決めた。

ノックアウトステージへの切符をかけた戦いは、日本はドローでも良かったが、結果的には勝ちをもぎ取ることになった。

デンマークは、前の試合から2つ変更した。ひとつは、カーレンベルグがグロンキアに代わり、サスペンションのシェアーに代わりクロルドルップがスタメンに入った。日本は前節と同じであった。

デンマークは素晴らしいスタートを切って、序盤のゲームを支配した。フォーメーションは、カメルーン戦を同じだが、選手の配置は若干異なっていた。カーレンベルグとロンメダルは、より内側にポジションを取り、中盤でのリンク役やポゼッションでの貢献を果たしていた。これにより、サイドバックが前線に上がるスペースを生み、ポウルセンやヤコブセンがファイナルサードへと侵入する機会ができた。

デンマークは、ワイドの選手がセンターに来ることにより、中盤での支配力を強めた。彼らのパスは素晴らしく、ワンタッチでボールが回ることも多かったが、不運にもボックス内に入れるボールに苦戦しており、ゴール機会に結びつくことはなかった。

序盤は慎重だった日本

日本は、デンマークから押し込まれる展開でスタートした。彼らは中に絞りながら深く対応したことが功を奏し,デンマークがボックス内で仕事をさせる機会を奪った。2人のセンターバックは非常に良い仕事をしていた。

もちろん、日本にとって引き分けでも良い試合であった。日本の選手は、11分に遅延で警告を受け、25分にも同じ理由で警告を受けている。どちらも少々厳しい判定ではあったが、日本がゲームのテンポを掴んでいないことを示していた。

デンマークの大きなチャンスは、シャドーストライカーのヨンダール・トマソンからであった。10分には、ポウルセンのクロスからチャンスがあり、そのあとはカーブをかけたシュートがポストのわずか外側に外れた。

デンマークがカメルーンに勝利した試合では、ロンメダルが脅威となっていたが、この日の長友は彼に対して素晴らしい仕事をしていた。彼は常にロンメダルのスピードを警戒しており、日本が深く守るためにスペースの利用が非常に難しくなっていた。

日本は守備が素晴らしく、特にファイナルサードではうまく対処していた。アタッカーも自分の意志で危険なポジションに戻っていた。実際のところ、本田のフリーキックが入るまでは、彼らはほとんどアタッカーとしての脅威にはならなかった。2本のフリーキックが大きなアドバンテージとなった。

重要だったセットプレー

2つのフリーキック自体は戦術的には語ることは多くないかもしれない。しかし、デンマーク側にはその理由があるともいえる。スタッツでは、デンマークは23ものファウルを与えており、日本の10と比較すると非常に多い。危険なポジションでフリーキックを与えることが一つの違いでもあった。

2-0になった時点で試合は終わったように感じた。デンマークは3点が必要であったし、オルセン監督は2点目の直後に、ポウルセンやラルセンを投入しアタッカーを増やし、エリクセンは高いクオリティも見せて、ゴールに近づいていた。しかし、日本はトマソンのPKからの失点の時でも、落ち着て対処していた。

そして、日本は徐々にデンマークの空いたディフェンスのスペースを利用して、後半には質の高いフットボールを見せ始めた。中盤の底の阿部は、サイドに自由を与えていたし、本田や遠藤は高いクオリティを発揮していた。日本が2-0でリードしたときは、デンマークにとって不運もあったが、試合を通じてみると、3-1は妥当な結果であった。

結論

2つの戦術的な素晴らしい戦いであった。日本は勝ちに相応しかったし、次のパラグアイ戦が楽しみになる内容であった。

オルセン監督のこの大会での戦術は素晴らしく、オランダにもポウルセンのミスが出るまでは対等に渡り、カメルーンにも勝利した。この試合でも、フリーキックが決まるまでは支配していた。おそらく、デニッシュフットボールを体現するであろう、ヨルゲンセン、ロンメダル、グロンキア、トマソンなどの戦術的に知性あふれる選手たちを見るのは最後になるだろう。

一方、日本ははじめて国外の大会でグループステージを突破した。彼らはボールを持っていないときは我慢強く、ボールを持てばポゼッションを発揮できるだろう。岡田監督は、規律を選手たちに植え付けている。この大会が始まる前までは、彼は日本で批判にさらされていたようだが、これからは異なるだろう。(了)

スタメン:GK川島、DF駒野、闘莉王、中澤、長友、MF阿部、遠藤、松井、長谷部、大久保、FW本田 交代:74分 松井→岡崎 88分大久保→今野 90分遠藤→稲本

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Tags: 日本代表  Zonal marking  
By: Admin
Posted: 2018年12月27日 17:54

Reference: Japan 3-1 Denmark: two free-kicks settle the game

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